「蝶々夫人」のキャスト募集

鹿児島オペラ協会は、創立50周年を迎えるにあたり、新たな人材を発掘するとともにこれからの地方オペラのあり方を模索するための一大イベントとして、プッチーニ作曲の歌劇「蝶々夫人」を、上記により鹿児島市で自主企画上演いたします。
つきましては、この公演の出演者を全国に一般公募いたしますので、多くの歌い手の方々の応募をお待ちしております。

期日 
令和4年4月16日(土) / 4月17日(日)
会場 4月16日(土)東京会場 
東京オペラシティ大リハーサルルーム (東京都新宿区西新宿3-20-2) 
4月17日(日)鹿児島会場 
鹿児島市中央公民館ホール (鹿児島市山下町5-9) 
公募対象の役蝶々さん、ピンカートン、シャープレス、ゴロー、スズキ 
審査方法 一次審査申込み書への記載事項と録画DVDによる審査
二次審査 一次審査合格者に対しオーディションを実施
課題曲一次審査のDVDには特に課題曲はありません。
二次審査においては次頁に掲げた課題曲を歌っていただきます。
応募資格声楽の専門的な教育を受けたことのある方、もしくは同等の力量を有する方で稽古に十分参加できる方。
審查員公演の指揮者下野竜也氏 他公演の運営委員2名(声楽家)
結果の通知一次審査の結果は、申込み締切後10日以内に、オーディションの結果は オーディション終了後一週間以内にそれぞれ郵送にて通知します。
その他・応募いただいた役と異なる役をお願いする場合があります。
・オーディションの結果該当者がいない場合は、主催者より別途依頼する場合があります。
・ピアニストは各自ご同伴ください。
・オーディションに係る旅費等の経費は全て自己負担とさせていただきます。
・場合によってはオーディション中の演奏を中断することもあります。 
申込み方法後記の申込み用紙に必要事項をご記入の上、本人が舞台で歌っている録画DVDと 84円切手を貼付した返信用封筒を同封して、郵送でお申し込みください。
申込み締切令和4年3月18日(金)必着 
申込み先・お問い合わせ先〒890-0032
鹿児島市西陵5-8-10 鹿児島オペラ協会事務局
TEL:080-6454-8384 FAX:099-281-6851
E-mail:shnal116@aioros.ocn.ne.jp

ご出演いただくにあたって 

(1) 今回のご出演に関する出演料をお支払いします。詳細については、オーディションの結果が判明した後に、それぞれの役柄に応じて個別にご相談させていただきます。
(2) 本番に係る旅費等の経費は基本的にお支払いいたしませんが、県外からおいでのソリストの方には、いくらかの補助をいたします。オーディションの結果が判明した後に、それぞれの居住地に応じて個別にご相談させていただきます。
(3) チケットの販売に関しましては、可能な限りご協力をお願いいたします
(4) 鹿児島での練習は令和4年8月に開始します。練習の会場は主に鹿児島市内の公民館等を使用します。 (ただし県外からの出演者はこの限りではありません)
(5) 出演者の居住地域によっては、鹿児島県外に練習会場を設定し、集中的に練習を行うこともあります。
(6) 公演のPRを目的とするコンサートへの出演、取材等にご協力いただきます。
(7) 今回の公演に係る録音及び肖像権は鹿児島オペラ協会に帰属します。
(8) ご出演いただく際は、地方オペラの実情を十分ご理解の上ご協力をくださいますようお願いいたします。

「蝶々夫人」オーディション課題曲

蝶々さん
1 P.48/2段目/1小節目〜 P.58/2段目/1小節目
2 P.184/1段目/1小節目〜 P.190/3段目/1小節目

ピンカートン
1P.27/2段目/3小節目 〜 P.32/2段目/1小節目
2 P.331/2段目/1小節目 〜 P.335/2段目/1小節目

スズキ
1 P.14/2段目/1小節目 〜 P.16/1段目/2小節目
2 P.270/1段目/3小節目 〜 P.282/1段目/1小節目
※P.274/1段目/2小節目 〜 P.276/1段目/1小節目はカット

シャープレス
1 P.40/4段目/1小節目 〜 P.44/1段目/1小節目
2 P.321/1段目/1小節目 〜P.329/3段目/1小節目

ゴロー
1 P.11/3段目/3小節目〜 P13/2段目/1小節目
2 P.18/2段目/3小節目〜 P21/2段目/1小節目

指揮者・演出家プロフィール

下野 竜也(指揮者) 

1969年鹿児島生まれ。鹿児島大学教育学部音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部附属指揮教室で学ぶ。1996年にはイタリア・ シエナのキジアーナ音楽院でオーケストラ指揮のディプロマを取得。1997年大阪フィル初代指揮研究員として、(故)朝比奈 隆氏をはじめ数多くの巨匠の下で研鑽を積む。1999年文化庁派遣芸術家在外研修員に選ばれ、ウィーン国立演劇音楽大学に 留学、2001年6月まで在籍。
2000年東京国際音楽コンクール<指揮>優勝と齋藤秀雄賞受賞、2001年ブザンソン国際指揮者コンクールの優勝で一躍脚光 を浴び、以降、国際的な活動を展開。国内の主要オーケストラに定期的に招かれる一方、海外においても、ローマ・サンタ・チェ チーリア国立アカデミー管、ミラノ・ヴェルディ響、ストラスブールフィル、ボルドー管、ロワール管、ウィーン室内管、カンヌ PACA管、チェコ・フィルハーモニー管、シュツットガルト放送響、南西ドイツフィルコンスタンツ、シリコンバレー響、シン フォニア・ヴァルツヴィア、バルセロナ響など次々と客演を重ねている。
これまでに、読売日本交響楽団の初代正指揮者、同団首席客演指揮者、京都市交響楽団常任客演指揮者、同団常任首席客演指 揮者を歴任。
2011年から音楽監督を務める広島ウインドオーケストラとは、吹奏楽の分野に新たな一石を投じる活動で注目を集めている。
2017年4月広島交響楽団音楽総監督に就任。
出光音楽賞、渡邉曉雄音楽基金音楽賞、新日鉄音楽賞・フレッシュアーティスト賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞、芸術選奨文部 科学大臣賞、MBC賞、東燃ゼネラル音楽賞奨励賞、南日本文化賞特別賞など受賞歴多数。
京都市立芸術大学音楽学部指揮専攻教授、東京音楽大学吹奏楽アカデミー特任教授、東京藝術大学音楽学部指揮科非常勤講 師として後進の指導にもあたる。
鹿児島市ふるさと大使。おじゃんせ霧島大使。
太鼓芸能集団「鼓童」ミュージックアドバイザー。

岩田 達宗(演出家)

東京外国語大学を卒業後、舞台監督集団「ザ・スタッフ」に参加。1991年より栗山昌良氏に師事。
1998年より2年間ヨーロッパ各地を遊学、研鑽を積む。帰国後、オペラ演出家として活動を始め、国内外のオペラ・プロダク ションで作品を発表し、高い評価を得る。堺シティオペラでのプッチーニ作曲「三部作」、いずみホールでの「カルメル会修道 女の対話」は、音楽クリティック・クラブ賞、大阪府舞台芸術賞を受賞。同じく堺シティオペラ「三部作」と愛知万博記念オペラ 「白鳥」ひろしまオペラルネッサンス「松風」は佐川吉男賞を受賞。愛知県文化事業団「ファルスタッフ」ひろしまオペラル ネッサンス「イドメネオ」は三菱UFJ信託音楽賞を受賞。大阪音楽大学ザ・カレッジオペラハウスでのブリテン作曲「ねじの回転」は文化庁芸術祭大賞、「ファルスタッフ」は同優秀賞に選ばれた。
最近の舞台として、東京文化会館歌劇 ヴォルフのイタリア歌曲集」、藤原歌劇団「ボエーム」、札幌hitaruオペラプロジェク ト「蝶々夫人」など
2020年よりリモートによる講義「岩田達宗道場」が関西の若手を中心とする歌手たちによって開講。感染症予防の影響で演奏 や研修の機会を失った全国のオペラ歌手に向けて研鑽と演奏の場として広く門戸が開かれている。
1996年、自身が五島記念文化賞オペラ新人賞を受賞。2006年に音楽クリティック・クラブ賞を受賞。大阪音楽大学客員教授。 ひろしまオペラルネッサンス芸術監督。